病院の療育(2~3歳)

息子は、2歳4ヶ月のときから、市内で発達障害児への療育で有名な病院Aで、月に1~2回(1回45分程度)、個別療育を受け始めました。
療育内容については、療育の先生(女性)がいっしょに知育玩具で遊んでくれたり、絵カードや本などを使って言葉がけをしてくれたり、簡単なごっこ遊び・ままごと遊びをしてくれたりといったものでした。
息子は、最初のうちは、好き勝手に部屋の中を動いたり、部屋から脱走しようとしていたものの、数か月くらいすると療育の先生になついたためか、療育を素直にがんばるようになりました。
療育の先生からも、最初のうちは、「集中力がぜんぜん持続しない」など厳しい内容の報告を受けていましたが、3歳前には、「ずっと椅子に座ったままがんばっていましたよ。」などと褒められることが増えてきました。
ABA療育の関係者で、病院や療育施設での療育は効果がないと言われる方がいるようですが、息子の場合、療育の先生と療育開始からしばらくは、全くやりとりができなかったのに、少しずつ指示に従えるようになったり、物のやりとりができるようになっていきましたので、こういった療育は、コミュケーション能力を身に付けていく上で貴重な経験になると感じていました。
残念ながら、この療育の先生が息子が3歳4ヶ月のときから産休に入った関係で、この病院で療育を受けることができなくなりました。今思えば、このとき、他の病院を探して個別療育を受けさせるべきだったと後悔しております。(希望すれば、5歳から通い始めた病院Bに3歳台から通うことができたのです。)息子のような社会性の障害が重い自閉症児の場合、いろいろな人に関わってもらいながら、他者とのコミュニケーション能力を少しずつ上げていかなければならないのに・・・。当時は、「ABAやってるし、まあいいか」くらいにしか考えていませんでした。家庭療育をがんばるだけでは、社会性を伸ばすことができないということが分かってなかったのです。愚かでした。

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