こども園の卒園式

昨日、息子が2年間お世話になったこども園で卒園式がありました。年中でこども園に入園したときは、息子は、ほぼ何もできず常に加配が付く状態でしたが、先生方の丁寧かつ根気強い指導とクラスメートの多くの関わりのおかげで、息子は、社会性が伸び、年長後半には、一部の活動を除き、加配なしで集団生活を送ることができるようになりました。息子は、社会性についてはまだ健常児との差が大きいですが、小学6年生までに通常学級への入級を目指すために最低必要なレベルには到達できているのではないかと個人的には思っています。こども園の先生方やクラスメートへの感謝の気持ちを忘れずに、今後も夫婦で力を合わせて、息子の健常化を目指していきたいと思っています。それでは、卒園式での息子の出番の様子を以下に記します。

〇思い出の発表
年長さんが1人ずつこども園での思い出について発表していきました。息子は、「僕は、餅つきをしたことが楽しかったです。きねを使うのはとても難しかったけど、おいしいお餅ができあがりました。」と発表しました。予行演習のとき、息子はふざけて笑いながら発表し、先生に叱られたそうですが、本番では、マイクに口をつけているところが気になりましたが、まじめに大きな声で発表してくれました。

〇卒園証書授与
名前を呼ばれたときに返事ができなかったことと、証書を受け取って次の子と入れ替わるときの動きができないため補助がついていたことは残念でしたが、無事に卒園証書を受け取ることができました。予行演習のときは、前に出るときと自分の席にもどるときにスキップしながら移動していたらしいですが、本番では、普通に歩いて移動できていました。

〇退場
年長さんが退場する場面では、息子だけが笑顔でした。多分、式が終わって素直にうれしかったのだと思います。

最後に、息子のこども園での成長を見ていると、重めの自閉症児の社会性を伸ばすには、他児に興味をもっているかどうかにかかわらず、できるだけ早く健常児集団の中に入れて、できるだけ長い間、設定保育を経験させるしか方法がないように感じます。私たち夫婦にとって、自閉度が高めの息子を受け入れて質の高い設定保育をしてくれるこども園が自宅からの送迎が可能な範囲内にあったことは、本当にラッキーでした。

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