書くことの困難さを改善するために行ったこと

息子は、書くことがとても苦手で、4歳を過ぎた時点で、線(縦線・横線)を模倣して書くことやっとの状態でした。筆圧が弱く、〇など簡単な形を模倣して書くことはできませんでした。
書くことについての取り組みは、4歳台前半から始め、結果的に数字(1~10)が書けるよ
になるまで半年、そこから、ひらがながすべて書けるようになるまで1年を要しました。
取り組みを始めてから、特にひらがなの書きについて、長い間停滞し、夫婦で「書字障害ろう」とよく話していましたが、6歳0ヶ月の今では、テーブルやじゅうたんに指で文字(言葉)を書く動作を頻繁にするようになり、また、勉強の時間に簡単な文章を書くことも嫌がらずにするようになりました。
取組み開始の頃、あれだけ書くことを嫌がり、書けなかった息子が書くことに興味を持ち始めた様子を見ると、長期間、夫婦でコツコツと取り組みをしてきて良かったなと思いますし、書くことについても早期に取組みを始めると、かなり改善されるものだと実感しています。
以下、今回の取り組みの内容です

​​​​1.1日1頁の書きの練習
毎日、少なくてもノート1ページ分は、ひらがな(数字)を書かせるようにしました。年長に入るまでは、百均のスケッチブック(1ページに16字を書かせる)を、年長に入ってからは、8マス用ノート(1ページに48字を書かせる)を使用していました。

2.1日1絵
4歳台後半から半年間、毎日、絵を1つ描かせるようにしました。絵といっても、以下のとおり親が少し手助けすればすぐに描けるものばかり描かせていました。
この取り組みは、書くことに少しでも慣れて欲しいとの思い、絵をたくさん描くことで書くことへの関心を少しでも高めたいとの思いから始めました。

(前半)
・りんご、みかん、餅など(クレヨンで〇を描くだけ)

・ぶどう(クレヨンで〇をたくさん描く)

・線路(縦線と横線を描く)

・車、電車(□で車体と窓を描き、〇で車輪を描く)
※□は、漢字の口と同じ書き順で書かせていると徐々にきれいに書けるようになりました。

・家(□で家と窓を、△で屋根を描く)
※△は、なかなかきれいに書けるようにならなかったので、しばらく、△を書く練習をしました。

(後半)
・人
以下のとおり徐々に描く部位を増やしていきました。
顔(目・鼻・口)
→顔(目・鼻・口・耳・眉毛・髪)
→顔(目・鼻・口・耳・眉毛・髪)・首(線2本)・体(〇)・手(線を書いて先に〇)・足(線を書いて先に〇)

3.筆圧の強化
年中の後半から、家庭・こども園の両方で、なわとびにとても力を入れておりましたが、このことが息子の筆圧強化につながったと感じております。他にも、自宅で鉄棒に取り組んでいたり、また、数字好きの息子がタイマーにはまって、日々、タイマーのボタンを押しまくっていたことなども筆圧強化につながったと思われます。

4.目と手の協応訓練​​​​
 4歳台から、公文や七田式のてんつなぎ、迷路などのドリルをやっていて、また、5歳台から、七田式のテキストもやり始めました。こういったことが、息子の目と手の協応訓練になったのではないかと思っています。

5.らくがきボード・ドラがな
息子にひらがなを書くことに関心をもって欲しいと思い、らくがきボードやドラがな(3DS)を購入しました。評価については、以下のとおりです。

・らくがきボード
ひらがなの書きを覚えさせている過程では、ほとんど遊ぶことはなかったのですが、ひらがなの書きを一通り覚えて、復習をしている段階で、らくがきボードに興味を持ち始め、時々、ボードにひらがなを書いて遊ぶようになりました。よって、息子の書くことへの関心を高めるのに役立ったと思っています。

・ドラがな
ひらがなの書きを覚えさせている過程で、書き順アニメーションを頻繁に見たり、タッチペンでたまに書いて遊んだりしていました。よって、息子の書くことへの関心を高めるのに役立ったと思っています。

 

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