就学手続き(就学相談会等)

自閉症の息子が年長になり、就学に向けて動き始めることになりました。
まずは、5月に通学区域の小学校に就学相談の予約をし、6月に家族3人で就学相談会に参加しました。そして、8月には、就学相談会の際に案内があった通級相談会にも参加しました。
以下、就学相談会と通級相談会のメモです。

〇就学相談会
6月、妻と息子の3人で、通学区域の小学校の就学相談会に行きました。
校内に入ると、まず、教頭先生が通常学級(1年生3クラス)、特別支援学級(自閉症情緒障害1~2年生クラス)の案内をしてくれ、その後30分ほど、自由に見学させてもらうことになりました。
息子を支援学級の後ろの方の席に座らせ、私と妻が交代で通常学級の授業を見に行きました。通常学級では、国語などの授業が行われていましたが、まだ1年生ということもあり、生徒全員がきちんと授業についていっているという感じではありませんでしたが、クラスに1人ずつ支援員の方がいて、先生の指示どおりに動けていない生徒たちの支援を行っていました。支援学級では、8人の生徒に対して1人の先生が授業を行っていましたが、みんな先生や他の生徒とコミュニケーションがきちんとできていて、どこが悪いのだろうという感じでした。情緒クラスは、想像していたよりレベルが高くて驚きました。
見学が終わると、教頭先生と特別支援教育コーディネーターの先生との面談がありました。
面談の内容は、以下のとおりでした。
【学校側からの質問】
・息子の状態について
→(回答)自閉症で特に社会性に問題がある。

・希望する学級について
→(回答)通級か自閉症・情緒障害クラスのどちらか。

・希望する理由
→(回答)通常学級で支援なしに学校生活を送ることは難しいから。

・家庭やこども園での様子
→(回答)2歳から家庭で療育を行っていて、少しずつ成長はしている。こども園での活動についても少しずつ状態が良くなっている。

・園外に飛び出したりすることがあるかどうか。
→(回答)ない。

【学校から得られた情報】
●通常学級(通級)
・1週間に1時間だけ、通常学級の授業をぬけ、言語の教室か情緒の教室かどちらか希望する方に通う。(支援はこれだけ)

●特別支援学級(自閉症・情緒障害)
・授業のレベルは通常学級と同じ。
・高学年(4年生くらい)から通常学級に入れるように支援していくが、中には、保護者が通常級に移ることを拒む場合もある。2学期から、4年生2人が支援学級から通常学級に移る予定。
・定期的に支援が必要な生徒をどちらの学級に配置するかについて決める会議を行っていて、それに基づき、生徒のクラス替えを行っているので、普通学級⇔支援学級の行き来は多い。
・国語と算数は、必ず支援学級で受けなければならないが、それ以外の科目については、保護者の希望を聞きながら、どちらで授業を受けるか決めている。
・朝の会、帰りの会、給食については、基本、通常学級に入る。

面談の最後に、通級か特別支援学級への入級を希望する場合は、WISCを受けて、その結果を9月末までに学校へ提出するようにと言われました。

〇通級相談会
8月、妻と2人で小学校の通級相談会に参加しました。
言葉の教室と情緒の教室のそれぞれの先生の話を聞きましたが、この時すでに、息子を支援学級(自閉症・情緒障害)に入れさせたいとの思いが強くなっていたので、質問はあまりせずに帰ってきました。
通級は、1週間に1時間だけの支援ですし、どちらの先生の話を聞いていても、通常学級で特に問題なくやっていけるけど、少し言葉や情緒面が遅れているような子が対象といった印象を受けました。

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