言葉獲得への歩み①マッチング

2歳になってもほぼ無発語の息子に言葉を獲得させるため、ABA療育を開始することにしました。
まず、テキストの最初の「積み木をお椀に入れる」課題を10日かけて習得させた後、言葉獲得のために重要なマッチングの課題に取り組むことにしました。
マッチングの課題は、同じものどうしをいっしょにする課題で、テキストには、以下の順番で取り組むように書かれていました。

①同じ物どうしをいっしょにする。
(机の上に2つの物を置いて、そのどちらかと同じ物を息子に手渡して、机に置かれた同じ物に重ねて置かせる。(重ねることができない物については、そばに置かせる。)
②物とその物の写真(絵カード)をいっしょにする。
③同じ物の写真(絵カード)どうしをいっしょにする。

息子の場合、「①同じ物どうしをいっしょにする」の課題でいきなりつまずきましたので、ABAセラピーの他に、以下の取り組みをしていました。

(1)息子が見慣れた物、使い慣れた物を使ったマッチング

例1 お椀とコップでマッチング- たくさん重ねさせてマッチングの理解を促す

例2 ストローとスプーンでマッチング- たくさん入れさせてマッチングの理解を促す

例3 食事後、お椀どうし、茶碗どうしを重ねる

(2)2色の色紙のそれぞれに同じ色のシールを貼る

(3)プラステンでいっしょに遊ぶ

以上のような取り組みとテキストの課題を同時並行で進めていくうちに、息子は、少しずつ、マッチングの理解を深めていったようです。
息子が①の課題を習得した後、②と③の課題を行いましたが、②と③の課題については、息子は、特につまずくことなく、順調に習得できたと感じています。

〇日常の取組
息子がマッチングの課題を習得してしばらく経ったとき、息子がマッチングの課題ができなくなっていることに気付きました。そこで、そのときから、課題習得までにやっていたシール貼りやプラステンを時々、息子にさせるように心がけました。また、息子のタンスの引き出しに、パンツ・シャツ・ズボン・靴下などの写真を貼り付けて、洗濯物をそれぞれの写真が貼り付けられた引き出しに手助けしながら入れさせるということもさせるようにしました。

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