ふえたり へったり(小1) 

5月の連休明けに算数の教科書を見ていて、小学校では、足し算や引き算を学習する前に「ふえたり へったり」の学習をすることを知りました。
数の増減については、就学前に教えようと思った時期がありましたが、そのときは、足し算や引き算の演習を優先させ、後回しにしてしまいました。久しぶりに数の増減の問題を出してみましたが、相変わらず全く理解できていなかったため、今回、息子に習得させることにしました。
健常な子に対しては、教科書に載っているように乗り物などを使って教えた方が理解させやすいのかもしれませんが、理解力が低い息子には、もっとシンプルに教えた方が早く習得させられると考え、以下のとおりの方法で教えてみました。その結果、一ヶ月強かかりましたが、息子に数の増減についてある程度の理解をさせることができました。

1.1~10まで書いた紙と積み木10個を用意し、以下のとおりのことをしました。

①「積み木を1個置く→息子に『増えた』と言わせる」を積み木が10個になるまで繰り返し行う。
次は、反対に「積み木を1個取る→息子に『減った』と言わせる」を積み木がなくなるまで繰り返し行う。

上記のことを1日数回繰り返して行いました。結果、息子は、2週間ほどで「増えた」、「減った」を間違えずに言えるようになりました。

② ①と同様のことを積み木を1個ずつではなくて、1個か2個か3個か4個かをランダムに置いて(取って)いきながら行いました。

③ ②についても息子が「増えた」、「減った」と間違えずに言えるようになってから、次は、積み木を置くか取るかについても積み木の数(1~4個)についてもランダムに行っていきました。
この取組みについても、息子が「増えた」、「減った」と間違えずに言えるようになるまで続けました。

2.次に、お皿と積み木(10個以上)を用意し、以下のとおりのことをしました。

①「積み木を置く(置く数はランダム)→息子に『増えた』と言わせる」を繰り返しながらお皿の積み木を増やしていく。
次は、反対に「積み木を取る(取る数はランダム)→息子に『減った』と言わせる」を繰り返しながらお皿の積み木を減らしていく。

上記のことを1日数回繰り返して行いました。

② ①について、息子が「増えた」、「減った」と間違えずに言えるようになってから、次は、①と同様のことを積み木を置くか取るかについても積み木の数についてもランダムに行っていきました。

③ ②について、息子が「増えた」、「減った」と間違えずに言えるようになってから、次は、「私が『増える』と言ったら、息子がお皿に積み木を1個置き、私が『減る』と言ったら、息子がお皿から積み木を1個取る」を繰り返し行いました。

④最後に、私が積み木(積み木の数はランダム)をスローモーションで息子に見せながら置くか、取るかを繰り返し、その度に、息子に「〇個増えた(減った)」と言わせるようにしました。この最後の取組みは、息子にとっては難度が高いかなと思っていましたが、日々の訓練によってなんとかできるようになりました。

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