繰り上がりの足し算の教え方(小1)第1回

息子は、1学期のうちに10以下の引き算の暗算を習得し、これによって、息子が繰り上がりの足し算を習得するために必須と考えていた「合計が10以下の足し算の暗算」、「10はいくつといくつ」、「10以下の引き算の暗算」のすべてを息子が習得できたため、いよいよ繰り上がりの足し算を習得させるための取組みを始めることにしました。
今回の取組みは、6月の終わり頃から始めましたが、8月中旬には、息子は、繰り上がりの足し算ができるようになっていました。
繰り上がりの足し算は、繰り下がりの引き算とともに小学1年の算数の中で最もつまずきやすい学習項目のようですが、就学前からの戦略と教え方の工夫によりIQの低い息子にも学校で習う前に習得をさせることができました。
今回の息子に教えていくときのポイントは、理解力のない息子の頭の中にも入っていくように”いかに機械的に教えるか”ということでした。
取組内容は、以下のとおりです。

Step1-1
まずは、紐通し用の積み木2個に紐を通し、積み木の1つの面とその反対側の面に”足して10になる組み合わせの数字”と”10”を書いて、以下の5つのものを作りました。

そして、(1と9)、(2と8)、(3と7)、(4と6)、(5と5)のそれぞれについて、一方の数字を見せたときに、息子が他方の数字を瞬時に言えるようになるまで練習をしました。
なお、息子は、”10はいくつといくつ”を暗記しているので、この取組みは、すぐにできるようになりました。

例 (4と6)の場合
①最初は、”10”の面を上にしておく。

②一方の積み木を裏返し、「10は、6(4)と?」と質問する。

③「4(6)」と答えることができたら、他方の積み木も裏返し、”4(6)”が書かれている面も見せる。

④「6と4(4と6)で?」と質問して、「10」と答えさせながら、2つの積み木を裏返し、”10”の面を見せる。

Step1-2(Step1-1と同時並行で行う。)
まずは、”いくつくといくつの図”が書かれた以下の紙を用意しました。

そして、(1)~(2)の取組みを行いました。
この取組みによって、息子が”いくつといくつの図”を引き算の式に読み替え、そして、その答えを引き算の暗算で出すことができるようにしようとしました。

(1)紙を見せながら、”いくつといくつの図”を上から順に「2-1=1、3-1=2、3-2=1、4-1=3・・・、9-8=1」と読ませるということを繰り返し行いました。

(2)息子が(1)をスムーズにできるようになった後、次は、上から順にではなく、ランダムに空欄を指差して、息子にその答えを引き算の暗算で出させる練習を繰り返し行いました。

(第2回に続く)

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