小1国語の読解トレーニング(初級編)前半

息子は、1ヶ月に1回、病院でマンツーマンの療育を受けています。
いつも療育が終わると療育の先生がその日の療育内容と療育中の息子の様子について報告をしてくれますが、8月の療育(8月上旬)の後、先生から息子は”いつ・だれ・どこ・なに”などの問いに答える問題ができないとの指摘がありました。療育の先生に息子ができなかったというプリントを見せてもらいましたが、そのプリントには、「きょう おかあさんが こうえんで ごみをひろう」の文章について、「いつひろうの?」、「だれがひろうの?」、「どこでひろうの?」、「なにをひろうの?」の問いに答える問題が載っていました。
私は、息子が日常で、”だれ”、”なに”、”どこ”の質問には、そこそこ答えられていると感じていたので、「このような問題が全くできないはずはない」と思い、帰宅後、息子に同様の文章問題をさせてみましたが、残念ながら療育の先生のいうとおり問いの意味を理解できていないようで正しい答えがぜんぜん出てきませんでした。これには、私もさすがにショックを受けましたが、読解トレーニング(入門編)をやった後は、息子に、日々、本読みと教科書や進研ゼミテキストの予習・復習を繰り返しさせていただけで他に何か取り組めることがないかなとずっと思っていたので、息子の読解力を上げるトレーニングができるかもしれないと気を取り直し、8月上旬から新たな取組みを始めることにしました。
そして、まずは、息子がイメージしやすい文章で問題を解く練習をしたいと思い、日常の出来事などをもとに13の文章問題を作りました。

【作成したプリント】
※各プリントに印字している①~④の問いについては、Step2で利用します。

トレーニングの方法については、”いつ”、”だれ”、”どこ”、”なに”の質問の意味が分かっていない子にどのようなトレーニングをすべきかということが分からず、療育の先生に指摘された日にたまたま思いついた方法を試してみることにしました。トレーニングを始めた頃、「そんなやり方で大丈夫?」と心配そうに言っていた妻でしたが、1ヶ月後、「今日、(病院の)療育の先生から『前回のときに比べて結構問いに正しく答えられるようになっている。』と言われたよ。」とうれしそうに報告をしてくれました。私も決して今回のやり方がベストとは思っていませんが、その時その時で、息子の能力でも取り組むことができるやり方を考えて少しずつ息子の力を伸ばしていきたいという考えを持っているので、今回もそういった感じでトレーニングをし、息子の読解力を1学期のときよりは少しレベルアップできたと思っています。

トレーニングの内容は、以下のとおりです。

Step1
以下のカードを作り、

作ったプリントのそれぞれにカードをランダムに並べて、息子に①から順に問いを読ませて答えさせるといった流れでトレーニングを行いました。なお、それぞれの問いに対する答え方については、助詞に注目して以下のとおり答えるように教えました。

「だれが」:文章の”が”の前の言葉を答える。
「どこで」:文章の”で”の前の言葉を答える。
「なにを」:文章の”を”の前の言葉を答える。
「いつ」:私が答えを言って、その答えを息子に言わせる。

最初のうちは、例えば、「きょう おとうさんが ガストで ハンバーグを たべた。」の「なにを」の問いの場合、

(私)「”を”はどこにある?探して!」
→(息子)文章の”を”を指差す
→(私)「その前にあるのが答えだよ。何と書いてある?」
→(息子)「ハンバーグ」 

といった感じで教えていましたが、1週間くらいこのトレーニングを続けていると息子は、すらすらと問いに答えることができるようになりました。

(後半に続く)

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