小1算数の文章題トレーニング(演習「ちがいはいくつ」)

”ちがい”を求める問題は、健常の1年生にとっても難しい学習内容のようですが、息子には積み木を使って”ちがいはいくつ”の答えを出すという経験をたくさん積ませることで”ちがい”の理解をさせようと思いました。
なお、問題集「教科書ぴったりテスト」には、「ちがいはいくつ?」と「〇〇のほうがいくつおおいですか?」の2パターンの問題がありましたが、”ちがい”についてしっかりと理解できれば、「〇〇のほうがいくつおおいですか?」の問題もいずれ解けるようになると考え、今回は、「ちがいはいくつ」の問題に絞って演習を行うことにしました。

Step1
まず、「数の合成・分解」を教えるときに使った積み木セットを用意しました。

そして、私が2種類の積み木を抜き出してそれを息子に渡し、息子に以下の手順で”ちがい”を答えさせるトレーニングを行うことにしました。

①2種類の積み木を左端を揃えて並べる。
②以下の位置に紐を置く。
③紐の右側にある積み木を数えて答えを出す。

ところが、トレーニングを始めてみると、息子は、①はできるのですが、②については、以下の位置に紐を置いたり、

あるいは、以下の位置に紐を置いたりと、1週間ほど手助けをしながらトレーニングを行いましたが、息子は、なかなか正しい位置に紐を置くことができるようになりませんでした。

そこで、置く物を変えてみようと思い、針金を使って、

以下の形のものを作り、

息子に、数が大きい方の積み木の右端から針金を奥に入れていくように指示しました。針金は以下のように正しい位置で止まるため、以後、息子は、スムーズにStep1の①~③を行うことができるようになりました。

Step2
息子がStep1をスムーズにできるようになったので、いよいよ問題演習に入ることにしました。プリントは、以下のものを使用しました。

そして、以下のように毎日、問題を変えながら演習を行いました。

息子には、プリントの問題を以下のとおり解くように教えました。

上のプリントの1問目

①7個の積み木と3個の積み木を取る。
②針金を置く。
③針金の右側にある積み木を数えて、「4」と言う。
※息子は、演習を始めて2週間ほどで、針金を使わなくても”ちがい”を数えることができるようになりました。
④(7個の積み木、3個の積み木、針金の右側にある積み木を順に触りながら)「7-3=4」と言う。
⑤プリントの”しき”と”こたえ”に記入する。

上のプリントの2問目

①5個の積み木と8個の積み木を取る。
②針金を置く。
③針金の右側にある積み木を数えて、「3」と言う。
※息子は、演習を始めて2週間ほどで、針金を使わなくても”ちがい”を数えることができるようになりました。
④(8個の積み木、5個の積み木、針金の右側にある積み木を順に触りながら)「8-5=3」と言う。
⑤プリントの”しき”と”こたえ”に記入する。

以上が「ちがいはいくつ」の演習内容でした。息子は、演習を始めて2~3週間で、1~10個の積み木をそばに置いてプリントを渡せば自力でプリントの問題を解いていくことができるようになりました。

 

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