小学校へ初めてのクレーム → 緊急の話し合い

先日、妻が息子の登校の付き添いをした際、担任の先生から息子が2学期になってからずっと授業中に席を立っているということを知らされました。そのとき、妻が「なぜもっと早く知らせてくれなかったのか。」と不満を言い、さらに、息子だけテストを返してくれないことについての不満も伝えたところ、学校側が緊急で話し合いの場(教育相談)を設けてくれることになりました。
後日、教育相談をするため私と妻が学校を訪問したところ、学校側は、校長先生、教頭先生、担任の先生の3人で対応をしてくれました。
教育相談の場で学校へ要望した内容は、以下のとおりです。

1.保育所等訪問支援について
”保育所等訪問支援※”のサービスを利用しようとして5月に妻を通して学校へ受入れのお願いをしたにもかかわらず、学校側から受入れ了承の連絡がもらえないため、「児童福祉法に基づいて市にサービス利用の申請をし、市長から受給者証が交付されているにもかかわらず、なぜ市立の小学校で受入れができないのか説明をして欲しい。」と求めたところ、校長先生から、「県の担当部署に問い合わせをしたが、外部からそのような支援員等が小学校に入ってくることはないとの回答だった。」との説明がありました。ただ、この説明では納得できなかったため、校長先生に再度、関係の機関等に確認をして欲しいと依頼をしました。これに対して校長先生は、再確認して近日中に返事をすると約束をしてくれました。

※保育所等訪問支援
保育所等訪問支援は、児童発達支援センター等の専門スタッフが障害のある児童について、通い先の保育所等(小学校も含まれる)に訪問し障害のある児童及び保育所等のスタッフに対し集団生活に適応するための専門的な支援や支援方法等の指導等を行うサービスです。

【学校からの回答】
2018年11月2日(金曜日)、校長先生から電話で回答がありました。最終的に、教育委員会に確認をしてくださったようで、「発達支援センターのスタッフの方が教室に入って担任の先生や〇〇さん(息子)へ指導等をすることはできないが、放課後、職員室に来ていただいて〇〇さん(息子)の指導計画等についていっしょに考えていくといったかたちの支援をしていただくことは可能です。」と保育所等訪問支援の受入れを了承してくださいました。

2.授業中の息子への配慮について
息子が授業中に離席をした場合、学校としては”支援員が息子を席に戻す”というかたちで対応してくれていたようでしたが、実際には息子は授業中に席を立っているという状態が続いているため、可能な範囲で学校側に対応策を見直して欲しいと思いました。支援員の方は、情緒クラスにずっといるわけではなく、また、クラスにいる場合でも他の子の支援も行っていることも多く、息子が席を立っても放置される時間帯がかなりあるということが分かりましたので、担任の先生に対して、「もし可能であれば、息子が授業中に5回席を立とうとしたならばそのうちの1回でもいいので阻止して欲しい。」との要望を伝えました。そして、具体的な策として、私からは、①息子はほとんど席の右側から立つため(息子の席は教卓にいる先生から見て右斜め前)、先生が教卓の少し右に立ってくれるだけで息子を止めやすくなるということを、妻からは、②息子が座ったときに椅子を机の方に押し込むと息子が立ち上がるまでに時間がかかるので止めやすくなるということと③こちらから渡しているプリント※をもっと息子に渡して解かせるようにしてくれたら息子が席を立つ時間が少なくなるということを伝えました。これに対して、校長先生と担任の先生から5回中1回は息子が席を立つのを止めるように対応していきたいとの返事をいただきました。

※プリント
2学期に入り、担任の先生から、息子が授業の内容を理解できていないようなので、家で学校と違うやり方で学習をさせているものがあればそのプリント等を持ってきて欲しいと言われたため、家庭で息子にさせているプリント(国語・算数)を先生に渡すようにしています。

3.息子の学習について
以前、担任の先生には、「息子に勉強を教えていくことは難しいと思うので、できるだけ自宅で勉強を教えて、息子が解けるようになったプリントを渡すので、それを学校でやらせるようにして欲しい。」とお願いをしておりましたが、今回の教育相談の場で、校長先生や教頭先生にもこのことを伝えて了承をいただきました。校長先生からは、担任の先生が息子が特に国語の文章問題が解けないため、どのように教えていったらよいか分からず困っているという話がありましたが、これについては、「息子は読解力が非常に低いため、家庭で短文の文章問題を解く練習を今まで繰り返し行ってきたこと」、「これから学校のテストで出されるような長文の文章問題を解けるようにするためのトレーニングを始めること」を伝え、学校で特に対策をしてもらわなくていいということも伝えました。また、テストについても担任の先生が白紙のテストを私たちに渡すことに抵抗があったようなので、「私たちが自宅で支援をしながら息子にテストを受けさせるので白紙のテストを渡してください」と伝えました。

以上が教育相談で学校に伝えた要望等の内容でした。正直、息子がいつもお世話になっている学校に対してクレームを入れたり、要望を出したりしたくないとの思いがずっとありましたが、今回の教育相談では、私たちの考えや要望をしっかりと学校に伝えることができたのでよかったかなと思っています。
今後は、親としてできることを精一杯やった上で息子のためにどうしても配慮して欲しいと思うことがあれば学校に対して丁寧に伝えていきたいと思いました。

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