1歳(療育開始前)の発達記録

1歳5ヶ月
・ハイハイができるようになる。
・ママへの後追いが始まる。
・つかまり立ちができるようになる。

1歳6ヶ月
・1歳6ヶ月検診ですべての項目が×となり、言葉も全くなかったことから医師から「市が運営している言葉の教室に行ったらどうですか。」と提案される。このとき、パパとママは、「うちの子は成長が遅いだけで大丈夫。」と楽観視し、息子を言葉の教室に通わせなかった。
・歩行ができるようになる。

1歳9ヶ月
・初語「まんま」が出る。
ただし、おなかがかなり空いたときに要求語として出すだけで、2歳になるまでにこの言葉も2回しか発しなかった。

1歳10ヶ月
・手にした物(スプーンやコップなど毎日手にしている物でさえも)を両手でくるくる回す、つまさき歩き、ソファーに座って後頭部を背面にうつ、椅子等に座らせたときに体を前後に揺らす、立っているときに左右に体を揺らす、興奮したときに両手をバタバタさせるなどの異常行動が出始める。

1歳11ヶ月
・目が合わない、共感の指差しをしない、まねをしない、日常的に言葉かけをしているにもかかわらず全く言葉を覚えない、指示が全く通らない、名前を呼んでも振り向かない、意味もなく両手に何かを持つなど気になることがさらに増え、パパとママは、息子に障害があるのではないかと不安を感じる。
・インターネットで調べたところ、息子の異常行動が自閉症児が行う行動に一致していることが分かる。また、自閉症は脳の機能障害から起こるもので一生治らないことも知り、かなりのショックを受ける。
・少しでも早く病院に自閉症の診断をしてもらい、息子の将来のために療育を受けさせたいとの思いから県内の複数の病院に問い合わせをするも、どの病院も予約がいっぱいで、すぐに申し込んでも2歳半までに療育を開始してもらえそうな病院はなかった。
・近所の園庭解放をしている保育園に行き、相談員に相談したところ、簡単な発達検査をしてくれた。
結果は、社会性(親への愛着など)の項目だけが1歳代で、それ以外のすべての項目が10~11ヶ月程度の発達であり、トータルで1年以上の発達の遅れがあることを知らされた。
・失望の日々を送る中、インターネットでアメリカではABAによる早期療育を受けた自閉症児が健常化(健常児と見分けがつかない程度の発達を)していく例が数多く報告されていることを知る。
・息子にABAによる療育を受けさせたいと強く思い、自閉症関係の書籍を読みあさっていたところ、ある書籍で「つみきの会」の存在を知る。2歳直前につみきの会に入会する。
・言葉がほとんどないまま、2歳を迎えてしまった。

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