2歳の発達記録

2歳0ヶ月
・つみきの会のテキストを取り寄せ、ABAによる療育を開始する。
・1番最初の課題「つみきをおわんに入れる」に取り組むも、息子は手にしたつみきをなかなか離そうとせず、苦戦する。
結局、この課題をクリアするのに1日30分×10日ほどかかった。
【療育時間:平日30分、休日2時間 療育方法:ABA】

2歳1ヶ月
・簡単な手作業の課題をクリアし、マッチングの課題に進んだが、ここで早速つまずいてしまう。つみきとおわんの区別はできるようになったが、これ以外にマッチングできる物がなかなか増えていかなかった。また、マッチングと並行して行った動作模倣の課題についても、最初に取り組んだ”手を挙げる”動作が数週間かけても全くできなかった。
・ABAに行き詰まったため、1ヶ月ほどセラピーを中断する。
・ABAを中断したときから、脳によいことをやろうとの思いから、”1日30分~1時間の散歩(歩行)” と”1日最低5回笑わせる”を毎日欠かさず行うようにした。
【療育時間:平日30分、休日2時間 療育方法:ABA】

2歳2ヶ月
・ABAを再開する。
・”手を挙げる”模倣は相変わらずできなかったが、”膝をトントンする”が模倣として初めてできるようになった。
・音声模倣が1音(あ)できるようになった。
【療育時間:平日30分、休日2時間 療育方法:ABA】

2歳3ヶ月
・マッチング(同じ物どうしや同じ写真どうし)の課題ができるようになった。
・模倣できる動作が増えた。(10~15種類)
・模倣できる音声(単音)は教えれば教えるほど増えていった。
・音声指示(例 ”頭”と指示したら頭を触る)の課題に入る。
・公園のすべり台・ブランコなどで遊ぶ楽しさがようやく分かっきた。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

2歳4ヶ月
・りんご、バナナ、にんじんの3語を覚え、「これ何?」と聞いたら答えられるようになった。
・来て、やって、ちょうだいの3つの要求語をなんとなく覚え、要求をしてくるようになった。ただし、使い間違える場面も多かった。(例 「ちょうだい」と言うべきところを「来て」と言ってしまう。)
・ある小児科専門の病院に療育を申し込んだところ、幸運にも月1回のペースで療育を受けられることになった。
・音声指示ができるものがどんどん増えてきた。ただ、目・鼻・口などの顔の部位についての指示に対しては混同していて正解できなかった。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

2歳5ヶ月
・マッチングを2ヶ月ぶりにしてみたところ、全くできなくなっていることに気付いた。「マッチングはマスターしたら忘れないだろう。」と何の根拠もなく考えていたことを反省し、ABA上でも復習の大切さが分かった。結局、マッチングを元のレベルに戻すのに2週間かかった。
・物に関する固有の動作模倣や指示(例 コップで飲むまねをする、電話を耳にあてるなど)の課題も徐々にマスターしてきた。
・二音節の音声模倣もできるようになった。
・表情が柔らかくなってきた。
・ママだけに愛着を見せていた2歳すぎまでと違い、パパ・ばば・幼児教室の先生にも愛着を見せるようになる。
・異常行動が明らかに減ってきた。ただし、興奮したときの”手バタバタ”や換気扇など回るものへの興味はなくなっていない。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

2歳6ヶ月
・物の受容的命名&表出的命名の課題に入り、名詞を新たに約20語覚えた。
・シャボン玉や笛が吹けるようになった。
・まだ、手づかみも多いが、スプーン・フォークでも食事ができるようになってきた。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

2歳7ヶ月
・この時期になると、1つの言葉を教えるのにとんでもない時間を要していた時期がうそのように教えれば教えるほどどんどん言葉を覚えていった。覚えた名詞は50語を超えた。
・動詞の表出の課題に入り、最初は動作と結びつきやすい”パチパチしてる”、”バイバイしてる” などを教え、約5語表出できるようになった。
・色(青・赤・黄・緑・黒・白)と形(○△□)の認識ができ、表出もできるようになった。
・向かい合っての物のやり取りやボールの転がし合いができるようになった。
・パンツや短パンが自力ではけるようになった。
・パパママからの日常的な指示が、完全には理解していなくても、なんとなく分かっているのかなと感じられることが増えてきた。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

2歳8ヶ月
・「〇〇とってきて」という指示に従えるようになった。
・「持ってる」、「振ってる」などの動詞を約20語覚えた。
・数ヶ月前までは、少し離れた物への指差しをさせようとしても手差しになっていたが、少し離れた物でも指差しできるようになった。
・名前を呼ぶと振り向くことがあった。
・靴を脱いで家の中に入るということをようやく理解し、自分から靴を脱いで家の中に入ることができるようになった。
・ママほどではないがパパへの愛着が深まってきた。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

2歳9ヶ月
・二語文を出すための課題に入った。
まず、例えば、りんごとコップなど机に2つの物を置いて、「りんご、コップ」と言って、2つの物を取らせる課題に取り組んだ。
2つの物を置いて取らせる課題は間もなくできたので、机に置く物を増やしていった。
4つの物から2つの物を取る課題がなかなかできなかったが、二語文表出の課題にも取り組み始めた。間もなく、物×動詞(例 コップ持ってる)と人×動詞(例 パパねんねしてる)の二語文の表出が正確にできるようになってきた。
・要求の二語文(ちょうだい、開けて)を表出できるようになった。
・ママ・パパ・じじ・ばばが写真でも実物でも区別できるようになった。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

2歳10ヶ月
・ABA上での二語文表出が安定してきた。
・要求の二語文も種類が増えた(ちょうだい、開けて、来て、取って、やって)。使い方を間違う場面が減ってきた。
・「〇〇いる?」や「〇〇していい?」など簡単な質問に「いる(いらない)」や「いい(いや)」などの応答ができるようになった。
・大きい・小さいの概念を身につけた。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

2歳11ヶ月
・動詞を増やすことに力を入れ、理解・表出できる動詞が約40語に増えた。
・理解・表出できる形容詞が6種類(大きい小さい・多い少ない・長い短い・重い軽い・明るい暗い・高い低い)に増えた。
・〇〇はどこ?に対してここ、〇〇はどれ?に対してこれと言って指差しできるようになった。
・物について、正しい名称を言った場合は、「うん」、誤った名称を言った場合は、「違う」と応答できるようになった。
・積み木を使って、指示どおりに重ねたり横に並べたりなどの模倣、また、2~3個の積み木を使って指示どおりに家・車などを作ることができるようになった。
【療育時間:平日1時間、休日3時間 療育方法:ABA】

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