3歳の発達記録

3歳0ヶ月
【言葉・概念】
・ライオンや像など5種類以上の動物の鳴き声を覚えた。
・「何してる?」に対して「・・・してる」、「何した?」に対して「・・・した」と質問の語尾をヒントに答えることができるようになった。
・旗などを手に持たせて、上・下・横・前と指示するとその方向を指すことができるようになった。また、物を持たせて、”〇〇(机など)の上(下・横・中)”と指示するとその位置に物を置くことができるようになった。
【その他】
・トイレトレーニング
2歳11ヶ月から本格的にトイレトレーニングを始めた。
最初は、部屋を十分暖めて、息子に腹巻をさせ、ふりちんの状態から始めた。1ヶ月半くらいで、ズボンを脱いで部屋に置いてあるおまるでうんちができるようになった。(しっこはまだパンツにしてしまうことが多い。)
・促せば、片付けができるようになってきた。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

3歳1ヶ月
【言葉・概念】
・分類の概念ができつつある。具体的には、3つ以上集めたグループについて、「何の仲間?」と質問をすると、「動物」、「乗り物」、「果物」については理解し、表出することができるようになった。
【社会性】
・1年前からパパが帰宅する際に、ママが息子といっしょに玄関で出迎え、「お帰り」と言わせてきた。これまでは、玄関でパパと目が合いにくかったが、時々、目を合わせてくれるようになった。
・今までは、おもちゃの車や電車に関心があるときでも、それをただ手に持っているか、ひっくり返してタイヤを回しているだけであったが、最近は、押して遊ぶようになってきた。
【その他】
・ジャンプができるようになった。
・鉄棒に10秒以上ぶら下がることができるようになった。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

3歳2ヶ月
【言葉・概念】
・二段階動作模倣ができるようになった。
・二段階音声指示にうまく対応できるようになった。
・スーパーや公園から帰宅した後、「どこに行ってきた?」と質問をすると、「公園(スーパー)」などと間違えることなく答えることができるようになった。
・仲間外れ探し(同じような複数の物の中に1つだけ別の物を入れておく)ができるようになっていた。
・自分の名前の聞き分けができるようになっていた。
【その他】
・パズルが大の苦手で3ピースのパズルでさえ何度教えてもできないものがあったが、10~12枚程度のものであれば何度かいっしょに遊んであげると自力で完成させることができるようになってきた。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

3歳3ヶ月
【言葉・概念】
・「何する?」、「何してる?」、「何した?」をランダムに質問してもその質問をヒントにきちんと答えられるようになった。
【社会性】
・病院の療育の先生やABAのセラピストに会ったときに、うれしい、でも、恥ずかしいといった表情をするようになった。
・パパとママへの愛着が十分あり、「パパ」、「ママ」という言葉を覚えたにもかかわらず、なかなか「パパ~」、「ママ~」と呼んでくることがなく、少しさみしかった。(なので、息子が要求をしてくるときに、「ママ(パパ)」を要求語の前に表出させるようにしてきた。)ママに対しては、2ヶ月ほど前にやっと「ママ~」と呼ぶようになり、そして、今月になって、パパに対して、初めて「パパ~」と呼んでくれることがあった。
・日常で、びっくりした、痛いなどの言葉を表出するようになった。
【その他】
・うんちやおしっこをしたくなったときに、「トイレ(しっこ・うんち)!」と周りに知らせるか、自分でトイレやおまるに行こうとするようになり、おむつからパンツに切り替えることができた。
・うがいができるようになった。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

3歳4ヶ月
【言葉・概念】
・三語文(パパ・ママ・じじ・ばば×動詞(3つ)×物)の表出ができるようになった。
【社会性】
・病院の療育担当の先生が産休に入ることになった。最後の療育を終えて、「うどんの絵カードを見せた時に、『うどん!お箸!熱い!』と連想して言葉を出していて、言葉の発達にとても大切なことができています。」と褒めてくれた。
【その他】
・はさみで紙を切ることができるようになった。1ヶ月前から補助箸を使って食事をさせるようにしたが、箸をうまく使えるようになってから、はさみもうまく使えるようになった気がする。
・紙に書いた同じ色・形の物同士を結ぶ線(縦・横・斜め)が描けるようになった。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

3歳5ヶ月
【言葉・概念】
・前月までと比べて、「ママ」、「パパ」と呼んでくることがかなり増えた。
・過去の動作について、「何した?」と質問すると、「〇〇した。」(例 ジャンプした)と答えることができるようになった。
・10種類の物(例 靴)について、「〇〇は何する物?」と質問すると、「〇〇する物」(例 靴→履く物)と答えることができるようになった。
・7種類の場所について、「〇〇は何する所?」と質問すると、「〇〇する所」(例 公園→遊ぶ所、トイレ→ おしっこする所)と答えることができるようになった。
・同じ物や同じ分類(動物、乗り物、果物)の物の中に1つだけ違う物(違う分類の物)を入れておいて、「仲間外れどれ?」と聞くと、違う物を選ぶことができるようになった。
・数ヶ月間、助詞の「に」、「が」、「を」、「で」を使って二語文を表出する訓練を行ってきたが、使い方を間違えることが多いが、日常で、助詞を使った二語文を表出することが少しずつ増えてきている。
【その他】
・指でチョキ(2)と3ができるようになった。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

3歳6ヶ月
【言葉・概念】
・机と椅子を並べた状態で、机(椅子)の上(下)の指示に従って、物を置くことができるようになった。
・いろいろな物を書く物、食べる物、飲む物に分類し、その分類名を表出できるようになった。
・2歳4ヶ月頃から体の部位を指示どおりに触る課題を行っていたが、頭、肩、ひざ、足以外の部位特に顔の部位については、1~2ヶ月、ABAで訓練したが、ほとんど進展がなかったため、ABAの課題としてはいったんあきらめ、風呂で体の部位を1か所ずつ息子に言わせながら、その部位を触らせていた。
そして、気が付いたら、顔の部位(頭・目・鼻・口・耳・ほっぺ)、肩、おなか、手、ひざ、足を指示どおり間違えることなく触ることができるようになっていた。
・〇や線を書けるようになった。
【療育時間:平日1時間、休日2時間 療育方法:ABA】

3歳7ヶ月
【言葉・概念】
・前月までは、例えば、「〇〇食べる(いる)?」や「〇〇する?」などの質問にYES/NOで答えるだけであったのが、NOの答えのときに「××(質問と違う物を)食べる(いる)」や「△△(質問と違うことを)する」など自分の意思をプラスして答えることが増えてきた。
・体の部位や靴などの物について、「パパの頭触って」や「ママの靴触って」などと指示をすればその体の部位や物を触ることができるようになった。
・パパからママへ、ママからパパへの1語文~2語文の伝言ができるようになった。
【その他】
・ボールを上から投げられるようになった。
・手遊びは、今までは、息子の目の前に立ってかなり手助けをしながらやらせていたが、最近、手遊びに誘うと、積極的にそして楽しそうに手遊びをするようになった。(前より上手にもなった)恐らく、自分の体の部位を認識できて、発達支援センターでもかなり手遊びをしてくれることもあって、手遊びの楽しさが分かってきたのではないかと思われる。
【療育時間:平日1時間30分、休日2時間 療育方法:ABA】

3歳8ヶ月
【言葉・概念】
・「誰?」と「どこ?」の質問の弁別ができるようになった。
・「青いコップたたいて」などの”色×物×指示”の指示に従えるようになった。
・コップとストロー、おはしとお皿、歯ブラシと歯磨きなど一緒に使う物をいっしょにする課題ができるようになった。
【その他】
・「1番・・・・、2番・・・・」(例「1番 野菜を食べる 2番 パンを食べる」(パンは息子の好物))とたくさん言い聞かせるようにしていたところ、”1番・・・2番・・・”までであれば、1番がやりたくないことであっても見通しを立てて指示に従えるようになった。

3歳9ヶ月
【言葉・概念】
・人について、「誰?」と「どこ(にいる)?」と「何してる?」の質問の弁別ができるようになった。
・物について、「これ何?」、「何色?」、「形は?」の質問の弁別ができるようになった。
・大きさがそれぞれ違う5個の箱や容器を置いて、「1番大きいのは?」、「1番小さいのは?」と指示すると、それぞれ正しい物を選べるようになった。
【社会性】
・初めての反抗期。今までは、ママかパパにずっとべったりな状態であったのが、手伝ってあげようとすると、時々手を振りほどいて自分でしようとしたり、「イヤイヤ」と反抗することが急に増えてきた。
・息子が大好きなプラレールでの遊びについて、今までは作られた線路の上で電車を走らせて遊ぶだけであったのが、自分の好きなように線路をつなげ、駅や踏切なども好みの位置に置いて遊ぶようになった。
【療育時間:平日1時間30分、休日2時間 療育方法:ABA】

3歳10ヶ月
【言葉・概念】
・「事実のYES・NO」の課題について、正答率がかなり高くなってきた。
・簡単な会話ができるようになった。
【その他】
・補助箸を使うのをやめさせ、普通のお箸で食事をさせるようにした。
・靴下を補助なしではけるようになった。
【療育時間:平日1時間30分、休日2時間 療育方法:ABA】

3歳11ヶ月
【言葉・概念】
・質問に対してNOの答えのときに、首を横に振ることができるようになった。
・3歳7ヶ月のときに受けた発達検査で”コップ重ね”ができなかったことがずっと気になっいた。ある日、インターネットで調べたところ、”コップ重ね”ができると、順序性が身に付き、数の理解にもつながるということだったので、1~2ヶ月の間、毎日1回、10個ほどの大きさの違うコップか箱を大きさの順に重ねていく課題を行っていた。
今月、途中で重ねる順番を間違えたとしても自分でやり直して、最終的に大きさの順に重ねることができるようになった。
・今月からひらがなの読みの課題に取り組むようになった。
【療育時間:平日1時間30分、休日1時間30分 療育方法:ABA】

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