小1算数の文章題トレーニング(レベルアップ(1)「あわせていくつ」等と「ちがいはいくつ」の区別)

夏休みのときから行ってきた「算数の文章題トレーニング」により、息子は、具体物(積み木等)を使って基本的な文章問題を解くことができるようになったので、さらなるレベルアップに向けて、12月から新たにいくつかのトレーニングを始めました。(参照「小1算数の文章題トレーニング(レベルアップのための戦略を立てる)」:http://mh777.net/?p=499
今回の記事では、その中の1つ、「あわせていくつ」、「ぜんぶでいくつ」、「みんなでなんにん」、「かずのちがいは」のそれぞれの文章題を理解して解けるようにする
ためのトレーニングの内容について書きたいと思います。
息子は、「小1算数の文章題トレーニング(演習『ちがいはいくつ』):http://mh777.net/?p=331 」によって、「ちがいはいくつ」については、理解をして問題を解くことができるようになったのですが、
「あわせていくつ」等については、「息子は理解できているからトレーニングは不要。」という私の考えが誤っていたことに気付きましたので(11月に息子が理解できていないことに気付く。)、息子が「あわせていくつ」等と「ちがいはいくつ」を区別して解けるようになることを目的としたトレーニングをすることにしました。トレーニングの内容は、以下のとおりです

Step1

まず、今まで息子に算数を教える際に何度も使用してきた以下の積み木を用意しました。

そして、ランダムに2個の積み木を選んで以下のように置き、

私が「あわせて」と言った場合は、息子が積み木を以下のように動かし、

私が「ちがいは」と言った場合には、息子が積み木を以下のように動かすトレーニングを行いました。

息子は、「ちがいは」については、トレーニング開始時から正しく積み木を動かすことができていましたが、「あわせて」については、最初のうちはよくミスをしそうになったので、私が手助けをして積み木を正しく配置させるようにしていました。

上記のトレーニングで息子が手助けなしでも積み木を正しく置くことができるようになったら、次は、息子が積み木を動かした後に、「〇+◇=△」か「〇ー◇=▲」と言う練習をさせました。

Step2

息子がStep1をすらすらできるようになった後、以下のプリントを使って、

あわせていくつちがいはいくつ1

以下のように毎回異なる問題を作成し、息子に問題演習をさせました。

あわせていくつちがいはいくつ2

なお、この演習については、息子に、以下の順に問題を解いていくように教えました。
①1~10の積み木の中から問題文に書かれている数字の積み木を2個取る。
②Step1で練習をしたように積み木を置き、「〇+◇=△」か「〇ー◇=▲」と言う。
③”しき”と”こたえ”に記入する。

(例1)プリントの①の問題の積み木の配置

(例2)プリントの②の問題の積み木の配置

Step3

息子がStep2の演習をミスすることなく、すらすらできるようになった後、Step1で行っていた「あわせて」と「ちがいは」を区別するトレーニングに、「ぜんぶで」と「みんなで」も加えるかたちでトレーニングを行いました。息子は、トレーニングの最初のうちは、「ぜんぶで」と「みんなで」について、よくミスをしそうになって私が手助けをしていましたが、Step3のトレーニングを数週間続けていたら、「あわせて」、「ちがいは」、「ぜんぶで」、「みんなで」のどれを私が言っても息子はミスをすることなく正しく積み木を動かすことができるようになりました。

Step4

次に、以下のように、1枚のプリントに「あわせて」、「ちがいは」、「ぜんぶで」、「みんなで」の4つのパターンの問題ができるように記入をし、息子にStep2と同じやり方で問題を解く練習をさせました。

あわせていくつちがいはいくつ3

例1)プリントの①の問題の積み木の配置

(例2)プリントの②の問題の積み木の配置

Step5

最後に、いつまでも積み木を使わないと問題を解けないというのでは困ると思ったので、息子に、「あわせて」・「ぜんぶで」・「みんなで」の場合は、以下のように2個の積み木をくっつける動作をして問題を解くようにさせ、

「ちがいは」の場合は、以下のように2個の積み木を上下に並べる動作をして問題を解くようにさせました。

なお、息子は、今は、このような動作をしなくても4つのパターンの問題をすらすら解くことができるようになっています。

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